June 02, 2014

カリオストロの城のページを作成しました

今回、映画カリオストロの城が久しぶりに公開されたことをうけ、カリオストロの城のページをアニメの部屋システムで作ってみました。

カリオストロの城

以前作っていたページのコンテンツは、すべて移行しております。

今回の目玉は、さる人のご厚意で頂いた、当時の販促企画資料です。

ルパンの花嫁コンテストと、ルパンのイベントの資料を、それぞれ写真で公開をしております。(現在は2ページずつ)

また大きく更新したらお知らせします。

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September 04, 2013

紅の豚の真実

宮崎駿監督が引退を宣言し、今週の金曜ロードショーは「紅の豚」を放映することに決まりました。

なぜ「紅の豚」?とう気もするのですが、ある面では現在上映中の「風立ちぬ」に近いからかもしれません。飛行機の話であり、歴史上のある時点での話であり、宮崎駿監督自身が主人公に投影されているという点などです。

それはともかく、私はまだ「紅の豚」のサイトを作成していなかったことに気づき、昨日あわてて作りました。

紅の豚 の部屋です。

今回、主に、紅の豚という作品に隠された、宮崎駿監督の思いを中心にQA形式で抽出してみました。すべて、宮崎駿監督の言葉を、各種インタビューから抜粋したものです。

簡単にまとめると、「紅の豚という作品は、19世紀のパリ・コミューンのような空想的社会主義を捨てきれない主人公(もちろん、宮崎駿監督自身を投影)が、仲間(他の社会主義者、マルクス主義者)が全滅した後でも、ただ一人、豚のようなエネルギーを持って、理想を捨てずに邁進する姿を描いた作品である」ということになります。

これが、本当の紅の豚の姿です。

 

だからこそ、色は社会主義を示す「赤」であり、歌はパリ・コミューンの愛唱歌である「さくらんぼ」なのです。

近いうちに、「風立ちぬ」と合わせた「紅の豚」の考察を行いたいと思います。

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November 25, 2007

宮崎駿監督発言集 ルパン三世への愛と決別アップ

宮崎アニメのページのなかの、宮崎駿監督発言集をひさびさに更新しました。

今回のテーマは、ルパン三世への愛と決別です。

宮崎駿監督のルパン三世への発言をこれだけまとめたものは、あまり例がないのではないでしょうか?

もっとも、内容は、全文抜粋から一言抜粋、引用元も載せたり載せなかったりと、レベルもまちまちです。

また、いくつかまだ未掲載の文章もあるので、修正が必要ですが、まあ、とりあえずの第一弾ということで。

もし、宮崎駿監督の、ルパンへの熱く、複雑な思いが読んでいる人に伝われば、このコンテンツの役割は果たせたことになります。

また、これを読んでもそれが伝わらないようであれば、私の編集の問題ですので、再度、他の発言も含め、追加・修正を急がなくてはいけないと考えております。

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November 04, 2007

天空の城ラピュタのホームページ開設

以前から作る作るといっていた天空の城ラピュタのホームページですが、ようやく開設しました。

宮崎アニメのページの中の、天空の城 ラピュタのページです。

今回はとりあえず天空の城ラピュタ論という考察のみです。

今後、いろいろ他のコンテンツも増やしていきたいと思います。

天空の城 ラピュタ論では、ひとつのラピュタについての解釈を示しています。

純粋な娯楽作として作られた作品に対し、こういう視点で考えるというのは、製作側からすると不本意だろうと思いますし、悪い気もするのですが・・

まあ、ひとつの解釈ということで。

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October 26, 2007

山田康雄再生計画の顛末

ここ数ヶ月、仕事が大変忙しかったのですが、その中の1エピソードの紹介です。

私のところに、ある会社から連絡が入り、相談を受けました。

その会社は、音声をいろいろ合成したりする技術をもっていて、その技術を活用する用途についての相談でした。

ジャンルもある程度決まっていたのですが、私はその技術を見たとたん、「これは、ルパン三世の声を、もう一度山田康雄さんの声で再現するのに使えるのではないか・・?」と思いました。

既存の音声を集めて合成すれば、どんな声の再生も可能になりそうでした。

私は、早速、TV局もしくは番組制作会社にコネがありそうな人に相談し、アクセスルートを築きました。

そして内心、「今度のルパン三世スペシャルは、山田ルパン復活!という宣伝文句が踊るな・・視聴率も上がるだろう」とか、「いっそ、監督は宮崎駿監督が引退作品(?)としてやってくれたら面白いな。以前構想していたラムダ百体と戦うやつ。」「カリオストロの城の完結編もいいな」などなど妄想がふくらんだのでした。

そして、いよいよ、その技術を持つ会社に提案してみました。

すると、あまり反応がよくありません。

聞いてみると、以前にも別なアニメの声で実験したけどうまくいかなかったそうです。

何でも、言葉を自由に再現するには、ある種の発話パターンを一定数登録しておく必要があり、過去のセリフだけだと、うまくいかないそうです。

以前失敗したアニメは、どうも、私が推測するに、ドラえもんの声のようでした。(はっきりとは言っていませんでしたが・・)

こうして、私の山田ルパン復活計画は、2週間ほどで挫折したのでした。

でも、山田ルパンにしろ、ドラえもんにしろ、あれだけ多くのセリフが残っているのだから、丹念に調べれば、必要な発話パターンは全てとれるのではないかと思います。

ドラえもんはともかく、たまには、若い頃の山田ルパンの声で、新作ルパンを見たいのは、私だけではないでしょう(私だけか?)。

音声技術もまだまだ進化するでしょうし、私の計画は、密かに、まだまだ続くのでした。

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July 14, 2007

宮崎駿監督デザインのからくり時計について

6月は、ひさしぶりに仕事に専念しました。職を変えて数年、初めて自分が中心のプロジェクト。

ここで失敗したら後がありません。

かつては数百人に発注をしながらプロジェクトを推進していた自分が、今は部下ゼロ、外注ゼロでやらなくてはいけない状況になっているため、「赤い彗星も地に落ちたものだな・・」と一人で落ちぶれたシャアにひたりながら、休みもなく昼夜もなく働いた感じでした。

そのため、ホームページもブログも更新できませんでしたが、ようやくひと段落したため、今後はまた更新が再開できると思います。

働いた場所は、ほとんど汐留でした。

ある日、たまたまいつもと違うルートを歩いていると、そこは日テレ前。以前ハウルの動く城展をやっていたところに、巨大な時計が設置されていました。

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おおっ!ずいぶん前にジブリのホームページで宣伝していた宮崎駿監督製作の世界最大のからくり時計!いつの間に設置されていたのだろうと思いながら、見てみると、数時間ごとにからくりが動くようです。

会社に戻り、次の作動時間である18時5分前に備えるため、10分前には会社を出て日テレに向かいました。帰宅時間のためか、大勢のサラリーマンが同方向に歩いています。

これは、皆からくり時計の動きを見に行くのかな?と思っていると、いつの間にか人は少なくなり、からくり時計に着いた頃は、日本人は誰もいませんでした。

周りは外国人の観光客ばかり。すぐ側で働いている私が何も知らない間に、いつの間にか観光スポットになっていたようです。「ハウルの動く城展」の時のように、おそらく、土日は親子連れでいっぱいなのかもしれません。

からくり時計は、まさに宮崎駿ワールド全開といったものでした。

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わずか数分ですが、仕事疲れの合間に心がなごみます。

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職場のこんな近くにあるのなら、朝から晩まで見にこようかと考えて、時間を見ると、平日の最終回は夜の10時。

まさに、仕事疲れのサラリーマンのための時間です。

いつも、これを見て帰ることを目標に、さっさと仕事を切り上げようと思いました。

結局、プロジェクトも終盤だったこともあり、夜の10時にからくり時計を見に行くというシチュエーションはその後作れず、一方、プロジェクト終了後はもっと早く帰れるようになったため、夜10時に見に行くことはありませんでした。

でも、一度は朝から晩まで毎回からくり時計を見に行くような、忙しいなかにもゆとりがある(?)ワーキングスタイルを実践したいものだと、今でも思っています。

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(参考)日テレの説明読むと、構想5~6年で、2006年12月から開始したようです。どうりで、ずいぶん前から話聞いていたわりには、以前見に行ったときはなかったわけです。

公式本も出ているようですし、公式ページも面白いです。

          http://www.ntv.co.jp/tokei/

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February 11, 2007

宮崎アニメ論(天空の城ラピュタ論?)2

前回の続きで、まずは少年についてです。

コナンを筆頭とし、パズーを最後とする、あの、常に明るく前向きな少年のモデルは誰であったのか?

実は、これは意外に簡単で、宮崎駿監督自身の少年時代の、「影」です(ゲド戦記ふうの言い方をすれば)。

これについては、本人が、そう言っているインタビュー記事がありましたので、ホームページに書き直すさいは、ちゃんと出典含めて引用します。

もう少し具体的に書きますと、宮崎駿監督は、少年時代、非常に暗く、元気がなかったそうです。(ちなみにこれは、本人の認識。兄弟の認識では、結構元気だったようですが)

だからこそ、自分が少年像を描くさいに、「少年はこうあってほしい(自分もこうありたかった?)」というような、理想的な少年像になってしまうということでした。

明るくて、純粋で、前向きで、元気で、パワーがあって・・

さて、この話は、これで終わることもできるのですが、若干寄り道してみます。

宮崎駿監督が、自分の作品の主人公を、現実の自分自身の反動、理想像として、描いたということ。

これは、先ほどもちょっと書きましたが、ゲド戦記でいう「影」みたいなものだと言えるでしょう。

もしかすると、宮崎駿監督が、ゲド戦記にあれほど入れ込んでいた一因は、この「影」という設定に魅かれたのかもしれません。

さて、宮崎駿監督は、自分の息子の悟郎少年が、思春期に入る頃から、(誰でもあるように?)闇の部分を抱え始めたことに気づきました。

こうなると、自分の少年時代をベースに、反動としての理想的な少年像ばかり描いてもいられなくなります。

自分の子供が闇の部分を持ち始めた以上、むしろ、闇を抱えた少年を主人公としなくては、息子の指針にもならないだろうということです。

こうして、理想的な少年よりも、むしろ闇を抱え、それと対峙する少年像を作ることを考え始めました。

そこから、「呪われた運命の少年 アシタカ」という主人公のイメージが生まれます。

ところが、企画が「もののけ姫」として実現するまでに15年ほどかかってしまったために、悟郎少年もとっくに成人し、「呪われた少年」の理由についても、なんだか意味が不明となり、結果として、

宮崎駿監督コメント「不条理に呪われないと意味がないですよ。だって、アトピーになった少年とか、小児喘息になった子供とか、エイズになったとか、そういうことはこれからますます増えるでしょう。不条理なものですよ」

とインタビューで一般論として答えることになりました。

その後、今度は逆に悟郎監督が映画を作るさいには、「ゲド戦記」を選びます。

ここで注目すべきは、いきなり父親を刺し殺すという、「心の闇」全開の主人公を造形したところです。

これでは、駿監督が悟郎少年の闇に気づいた20年前から、思いのほか変化していなかったと言えるかもしれません。

この点は、父親が偉大すぎたためか、それとも、鈴木プロデューサーが自分で言っているように、最初にイベント持ってきたくて指示(アドバイス?)した要素が大きいのか、よくわかりませんが。

宮崎吾郎監督コメント「主人公の心の闇を強調するため、影を主人公としてみました。」

以上、宮崎駿監督と悟郎監督の「心の影」を軸に、なぜ駿監督作品の主人公はあんなに純真で理想的に明るく前向きなのに、悟郎監督の主人公がああいう「闇」だらけの人物になってしまったかという読解でもありました。

後で、ホームページでまとめなおすときには、もうちょっと論旨を明快にし、引用元も含めて書き直そうと思います。

とりあえず、上記の経緯について、もう少し知りたい方がいたら、私のホームページでは以下の2点を参照ください。

もののけ姫のページの、もののけ姫QA2「なぜアシタカは呪われなくてはならなかったのか」

ゲド戦記のページの、映画ゲド戦記FAQ1「2人のアレンはどういう関係なのか」

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February 02, 2007

近況、ブログの今後の方針、および宮崎アニメ論(ラピュタ論?)1

最近、体調を崩していたのと、仕事が忙しかったのがかさなり、ホームページの更新活動もブログも何もできませんでした。

とくに、年末年始に作ろうと思っていたエヴァ本が全く書けなかったことは、個人的にもがっかりでした。

これで私のエヴァ本出版計画もほぼ絶望的だなーと思いつつ、ともかく、何かしらホームページやブログを更新したいと考えています。

そこで、これまでのように、論文はホームページにアップ、ブログでは別のネタというやり方を変え、とりあえず書きたい内容をブログに書き溜め、完成したらホームページに反映するというやり方をとってみたいと思います。

そうすれば、比較的頻繁にブログはアップできるし、自分のモチベーション維持にいいのではないかという考えです。

というわけで、今回から、思いつくままに、論文の書き溜めを行ってみます。

とりあえず書籍等確認せずに記憶に基づいて殴り書きし、後でちゃんと調べてから、推敲し、ホームページに載せようという趣旨ですので、細かいミスは気にせず読み飛ばしておいていただければと思います(本当の勘違いもあるかもしれないので、ご指摘も歓迎です)

今回は、宮崎アニメ論、もしくは天空の城ラピュタのページを開設したら、そこのメインコンテンツになるであろう天空の城ラピュタ論です。(どっちにするかは、書きながら考えます)

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あの少女と少年のモデルは誰だったのか・・

かつての宮崎アニメには、純真で天真爛漫な少年と、可愛くて、でもどこか大人びた少女が常にセットであった。

ごく初期の「どうぶつ宝島」から始まり、「未来少年コナン」におけるコナンとラナ、「天空の城ラピュタ」におけるパズーとシータが代表的である。

彼らは、常にセットだった。

そして、理想的な少年・少女だった・・

しかし、ラピュタにおけるパズーとシータを最後に、その姿を消すことになる。

この論文では、以下の2点の探求をテーマとする。

1.あの少年と少女のモデルは誰であったのか

2.なぜ、ラピュタを最後に、彼らは消えたのか

・・以下、続く・・

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November 24, 2006

新ルパン三世の幻の宮崎作品「空飛ぶ銭湯」についての考察アップ

最近、いろいろあり、ホームページ、ブログとも更新が滞っていました。

何もしていなかったわけではなく、エヴァンゲリオンについては、出版社に送るためのエヴァ本を書いていたのですが、遅々として進まず・・・

ガンダムについては、いよいよ数日中に(?)、ターンエーガンダムのページが開設できそうです。

今後は、ホームページの進捗に限らず、ブログはブログでいろいろまた出来るだけ書いていこうと思います。

さて、今回アップしたのは、宮崎アニメのページのルパン三世についての部分です。

新ルパンにおける宮崎駿作品というのは、

・死の翼アルバトロス

・さらば愛しきルパンよ

の2作品しかないのですが、今回紹介および考察しているのは、幻の(?)、「空飛ぶ銭湯」です。

もっとも、わずかな情報に基づいて書いているだけなので、たいした内容はありません(いきなり言い訳モードです)・・

あまり期待せずに見てもらえればと思います。

ルパン三世のページの新ルパン三世における宮崎ルパン幻の作品「空飛ぶ銭湯」についての考察というコーナーです。

宮崎ルパンが好きな方が、想像をたくましくするための参考になればと思います。

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October 13, 2006

ヤマト、ガンダム、宮崎アニメ、エヴァンゲリオン、ゲド戦記における人種問題2

さて、前回に引き続き、アニメの人種問題の話です。

しかし、その前に、前回頂いたご指摘をもとに、宇宙戦艦ヤマトについて、若干話を整理しなおします。

まず、私が書いた前回の趣旨は、

大和を復活させてヤマトとし、日本人だけでデスラーと戦うというストーリーは、太平洋戦争の敗戦コンプレックスからきているように読みとれる。

ただし、西崎氏も松本氏も、そういう話を最初から作ろうとしていたわけではない。

ということでした。

それに対し、ご指摘いただいたのは、

1.デスラーなどは、白人は白人でも、アメリカというより、ナチスからきている。

2.ヤマト以前、おもちゃにおいては「大和」が人気アイテムであった。

ということでした。

これらのご指摘を踏まえて考え直してみるに、大和を復活させてヤマトとするというアイデアは、反米というよりは、単におもちゃを「大和」にかこつけて売ろうという、スポンサーサイドの意向だったのかもしれません。

また、全員日本人というアイデアも、思想的なものよりは、当時のウルトラマンや戦隊物のイメージに近い(基本的に日本人のみで地球を守る)のかもしれません。(つまり、おもちゃ屋さん的には、いつもと同じ自然な流れ。)

また、白人vs日本人という構図も、反米というよりは、むしろ、アメリカではなく日本こそが打倒ナチスという、正義の味方の役割をやれたら、かっこよかったんだけどなー・・という、当時の少年達の気持ちが反映されているのかもしれません。

また、ヤマトの「特攻」についても、もともとヤマトは初期の企画書でもほぼ全滅設定だったため、大和の特攻とはあまり関係ないのかもしれません。

ついでに言うと、テレサやスターシャのキャラも、松本氏のいつもの作品と通じるものがあり(メーテルやら千年女王やら)、モデルは奥さんとの説もあることから、それほど白人コンプレックスというわけではないのかもしれませんが・・

このへんは、まだ実態はわからないところもありますが、以上のような可能性もあるという前提で、次に進みたいと思います。(つまり、私が前回書いたのとは逆に、ヤマトに敗戦コンプレックスや欧米コンプレックスをあまり見ない解釈もありうるということです)

さて、次はガンダムです。

宇宙戦艦ヤマトに少しだけ関わり、西崎氏と喧嘩別れした富野氏は、「ヤマトをつぶせ!」という一念で、「機動戦士ガンダム」を作ります。

(注:このへんの詳細は、ガンダムのホワイトベースはなぜヤマトより強いと言い切れるのか?を参照ください。)

ここで、富野氏は、あたかも、日本人だらけであるヤマトに対するアンチテーゼであるかのように(?)、主要キャラから日本人を外しました。

ハヤト・コバヤシは日系ですが、柔道やったり背が低かったりと、ステレオタイプのかっこわるい(?)日本人となっていました。

また、主人公のアムロも、人種的に曖昧にみせていました(初期資料には漢字ネーミング版もありましたが・・)

そして、主要人物には黒人(リュウ)もいれようとしました。

つまり、白人、黒人、東洋人など混成チームでホワイトベースのクルーを構成することで、宇宙世紀の未来を表現しようとしたわけです。

この辺の意識はヤマトとは大きく異なり、スタートレック並みです。

推測ですが、スタートレック並に人種問題に配慮することで、ヤマトの設定の古さを、明確にしようという意志があったのではないでしょうか?

ところが、アニメにおける黒人というものは、当時、表現上もめる面がありました。(具体的には、サイボーグ009における黒人表現が抗議を受けたりした)

そこで、スポンサーが黒人をクルーにすることを嫌がり、結局、彼(リュウ・ホセイ)は、黒人ではなくなりました。

もっとも、それまでの日本の作品で、人種問題をそこまで意識している作品はあまりないため、普通の人は誰も気にとめませんでした。

ところが、一人だけ、ホワイトベースに黒人がいないことに疑問を呈し、突っ込みを入れた人がいました。

現スタジオジブリの高畑勲氏です。

彼は、いくら009の問題があるとはいえ、スペース・コロニーの時代に黒人が不在なのはおかしいと、ガンダムの設定の不備を指摘しました。

打倒西崎氏、打倒スタジオジブリを目指す富野監督としては、おそらく、これは、気にしないわけにはいかない指摘だったのでしょう。

ガンダムというのは、基本的に、高畑氏や宮崎氏、富野氏などが製作した「アルプスの少女ハイジ」と同じで、白人の金髪のお姫様(お嬢様)ものなのですが(セイラにしろ、F91のヒロイン(名まえ度忘れ)にしろ、カテジナにしろ、ディアナ様にしろ)、富野監督は、とにかく黒人も出さなくてはと思い続けたようです。

ついに、Vガンダムでは念願かなって、とうとう主要メンバー複数人の色を黒くし、そのことを誇らしげに語っていました。その中には、ヒロイン(?)のシャクティも含まれていました(インド系のイメージかな・・)。

そして、ターンエーガンダムにいたり、主人公の色までも黒系にすることになりました。

こうして、ガンダムの人種問題は、20年もかけて、いちおう、一区切りついたのでした。

以下、続く・・

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