April 23, 2011

ガンダムのテーマの流れについて

久しぶりの更新です。

これからは、定期的にアップしていきたいと思います。

さて、今回は、ガンダムのページを更新したので、紹介です。

富野語録のトップページに、ガンダムの真のテーマ変遷という表をのせました。

まぁ、ガンダムといっても、富野ガンダムに限られていますが。

その代わり、富野監督の精神の変化などもあわせて、作品の方向性の変化まで踏み込もうとしています。

この表を作成した意図は、ガンダム好きというと、いわゆるファーストガンダムである「機動戦士ガンダム」に関心が集中している場合が多いので、こういう視点で見ると、ガンダムシリーズもまた違った面白みを感じてもらえるのではないかなというところです。

そういう意味で、楽しく(?)眺めてもらえればと思います。

意味不明な点や、記載がおかしい点もあるかと思いますが、修正していきたいと思います。

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November 02, 2007

富野哲学の展開について

以前から作ろうとしている、バイストン・ウェルのページに載せるコンテンツの一つとして、以下の文章を書きます。

認識の哲学としての富野哲学

富野哲学とは、認識の哲学である。

その認識論のテーマが最も追求されていた時期は、機動戦士ガンダム、伝説巨神イデオン、聖戦士ダンバインといった作品群の時期である。

この論文では、認識論としての富野哲学が、この3作品でいかにテーマを追求し、展開をとげ、そして挫折していったのかを考証する。

1.機動戦士ガンダムにおける認識論

機動戦士ガンダムにおいてのテーマは、人間の認識はいかに変わりうるかということであった。

その基本的なアイデアは、地球という狭い環境に存在する人類が、宇宙という広大な環境に移動したとき、その認識力は変わらざるを得ないだろうということであった。

その空間的な変化に対応する認識の力の変化は、作品中ではニュータイプと呼ばれた。

それは、空間的な隔たりにかかわらず、お互いが、そのまま理解できる力として構想された。

「広大な宇宙空間で通信するのに必要なコミュニケーション能力が、オーラ力のテレパシーとして開花するのではないか。
つまり、大脳皮質がフルに働き出したために、広大な宇宙でスムーズに人を誤解なく理解できるようになった人、それが「ニュータイプ」なのです。」

2.伝説巨神イデオンにおける認識論

機動戦士ガンダムにおいては、認識力の強化は人間を「わかりあえる」存在にしうるとされた。

しかしながら、翌年、富野監督は、認識とはそもそも何なのかをもう一度改めて考え直した。その結果が伝説巨神イデオンである。

ここで富野監督がたどり着いた結論は、以下のものである。

・人間の認識は、3歳前後で固まってしまい、それ以降は変化しないということ。

・人間の認識力は変化しない以上、人は「わかりあえない」ということ。

つまり、機動戦士ガンダムの結論は180度変わったのである。

・人間の認識力が変化する時期は、赤ん坊~幼児期、睡眠時、死後のみであるということ。

これらのことを表現するために富野監督は、「イデ」という概念を使った。これは、富野監督の表現では、「認識力の集中した場所」ということである。

「所詮イデはイデでしかなくて、一口に言いますと、<知的生物の認識力の集中した場所>だと思ってください(富野監督アニメック53号インタビュー)」

「やはり、イデは実在ではなく、”知性の認識”が共振する”場”と考えたい。(イデの発現についてのメモ)」

なお、これらのイデの概念についての詳細は、イデオン論を参照のこと。

3.聖戦士ダンバインにおける認識論

ガンダムで認識能力の変化の可能性を描き、イデオンで認識の力そのものをテーマにした富野監督は、ここにいたり、さらに野心的な追求を行うことにする。

それは、そもそも認識というものが、どのようにして発生するのかという点を追求することであった。

そのためにバイストン・ウェルという世界を仮定する。

ここは、人間が、生まれてからものごころがつくまでのわずかな間、表現を変えれば認識力がつくまでのわずかな間が、バイストン・ウェルなのである。

「バイストン・ウェルのことを覚えているものは幸せである」

このバイストン・ウェルという世界と、地上の世界(いわゆる現実世界)を対比させることで、象徴的に、人間の精神構造の発達史(つまり認識能力の発達)を描くことが、この作品のテーマであった。

・・以下、続く・・・

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May 13, 2007

香港旅行(ガンダム関係の話題を中心に)

今回、GWには香港に行って来ました。

詳しくは旅行ページに書きたいと思いますが、アニメ関係のネタをいくつか書きます。

まず、私が去年予測したとおり、バンダイ・スクエアは消えていました。(香港のZガンダム参照)

閉鎖だと思いますが、少なくとも同じ場所にはありませんでした。

世界の高級ブランド店とガンダムを並べるという面白い試みであっただけに、正直残念です。

日本のガンダム・ミュージアム閉鎖といい、香港のバンダイ・スクエア閉鎖といい、バンダイにはなんとか頑張って欲しいものです。(ガンダム・ミュージアムへの遅すぎる提言参照)

しかし、ジャスコに行った時、何気なく見たナムコのゲームセンターでは、以下の光景を目撃しました。

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ガンダムとシャア・ザクが握手(フィギアは1.5メートルくらい?)

   

しかも、シャア・ザクの肩にはあのお方が・・

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これもバンダイとナムコの統合の結果だなぁなどと思いながら、おもちゃ屋を覗いてみると、そこではガンプラのコンテストの募集要項がおいてありました。

プラモもなかなかマニアな品揃えで、Zガンダム劇場限定版クリアバージョンや、エクスポ限定発売モデル、さらにはレイズナーやエルガイムまで置いてあるのには驚きました。

ガンプラそのものの人気は、一部ファンにはかなり高いようです。

また、子ども達に思いのほか人気があるようだったのが、ケロロ軍曹でした。おもちゃ屋ではあまり見かけませんでしたが、グッズを持った子どもは何人もいました。

ほかに面白かったのが、戦隊モノでは、数年遅れで「デカレンジャー」を売っていたところです。

戦隊モノはガンダム以上にワールドワイドなので、日本、アメリカ、香港などまわると、ローカライズや放映時期のズレがあり、結構楽しめます。

あと、香港ディズニーは今回も行ったのですが、そのへんはまた話が長くなるので、次回以降、もしくは旅行ページの方にいろいろ書こうと思います。

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April 28, 2007

富野語録名作選第五回「なぜサンライズの経営陣を抹殺しようとしたのか」

ひさしぶりに、ガンダムのページを更新しました。

富野語録名作選の、なぜサンライズの経営陣を抹殺しようとしたのかです。

富野監督のサンライズの経営陣への怒りと、抹殺計画(?)および、ターゲットとなったサンライズ首脳側のコメントをまとめたものです。

内容については、まあ、興味ある方には直接読んでもらうとして(個人的な感想も合わせて書きましたので・・)、それ以外の点について少し書きます。

まず、コンバトラーVとボルテスⅤ(ファイブ)というのは、一時はロボットアニメの代表だったと思います。

私の曖昧な記憶でいうと、コンバトラーVやボルテスⅤの大人気があり、その後記憶の空白期があり、数年後のガンダムの大ブームがあります。

(ちなみに、ライディーンは私の記憶ではコンバトラーVなどより後なのですが、実際は逆でした。ライディーンは何度も再放送したため、順序の記憶がごちゃごちゃです)

その間に、ザンボット3が作られたりしていたわけですが、今から考えるとコンバトラーVやボルテスⅤとザンボット3との差というのは、非常に大きなものがあります。

一言でいうと、子どものためのロボットアニメか、大人のためのロボットアニメかというところでしょうか?

しかし、ボルテスVにしろボルテスⅤにしろ、もしくは闘将ダイモスにしろ、(要するに長浜監督作品ですが)、もし、富野監督が熱望していたように、富野監督作品となっていたら、どんな話になっていたのでしょうか?

やはりザンボット3のような、いわゆる富野アニメ路線を全面展開したのか、それとも、ザンボット3には、打倒長浜監督の思いがあったからこそ、それまでのロボットアニメとの差別化が行なわれたのか・・

打倒長浜監督という視点での発言も、別途まとめて見たいと思います。

(宮崎駿監督に対する発言をまとめる方が、順序としては先かもしれません)

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December 10, 2006

∀ガンダム(ターンエーガンダム)のページ作成開始

予定より随分遅れましたが、ターンエーガンダムのページを作成しました。

まだ、内容不十分ですが、今後いろいろ追加していこうと考えております。

ガンダムのページについては、とりあえず富野作品はひととおり作りたいのですが、次回は、F91に行くか、ZZに行くか、小説ふくめ考えどころです。

富野作品のページという意味だと、ガンダム関連以外の作品のページを作るかもしれません。

とりあえず、宮崎作品ページか、エヴァページの更新が先になりそうです。

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October 22, 2006

イデオンのページ更新

士牙剣さんから提供いただいた情報をもとに、イデオンのページを更新しました。

ひとつには、発動編を中心とした画像データの数々であり、こちらはスーパーロボット大戦のページに書いたイデオンのラストの解説に使わせていただきました。

もうひとつには、あの「アジバ3」の動画情報です。YouTubeに登録されているのを教えていただいたので、イデオンの資料集の部分にリンクを貼るようにしました。

士牙剣さん、貴重な情報をいろいろありがとうございます!!

さて、「アジバ3」について簡単に解説します。

ガンダムの映画の大ブームの後、今度はイデオンの映画化になるわけですが、イデオンはなんといってもイメージが暗い。

そこで、当時「明るいイデオン」というキャンペーンが行なわれました。(もっとも、当時小学生であり、リアルタイムで映画にも行った私ですが、このキャンペーンのことは全く知らず、随分後になって書籍で存在を知りました。普通の人は知らなかったのではないかと思います。)

そこで、「明るいイデオン」というイメージ向上のために作られたものが、「アジバ3」です。

内容は、まあ、動画を見てもらう方が早いのですが、ダイターン3のオープニングのイメージで、イデオンの悪役キャラ3人組(?)を活躍させるという、かなり変なものです。

イデオンの本編があまりに暗く、凄惨なので、こういうパロディを見て、バランスをとるというのは、いいことではないでしょうか?

しかし、こんなものまで登録されているYouTubeとは・・本当に凄いですねぇ・・

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October 13, 2006

ヤマト、ガンダム、宮崎アニメ、エヴァンゲリオン、ゲド戦記における人種問題2

さて、前回に引き続き、アニメの人種問題の話です。

しかし、その前に、前回頂いたご指摘をもとに、宇宙戦艦ヤマトについて、若干話を整理しなおします。

まず、私が書いた前回の趣旨は、

大和を復活させてヤマトとし、日本人だけでデスラーと戦うというストーリーは、太平洋戦争の敗戦コンプレックスからきているように読みとれる。

ただし、西崎氏も松本氏も、そういう話を最初から作ろうとしていたわけではない。

ということでした。

それに対し、ご指摘いただいたのは、

1.デスラーなどは、白人は白人でも、アメリカというより、ナチスからきている。

2.ヤマト以前、おもちゃにおいては「大和」が人気アイテムであった。

ということでした。

これらのご指摘を踏まえて考え直してみるに、大和を復活させてヤマトとするというアイデアは、反米というよりは、単におもちゃを「大和」にかこつけて売ろうという、スポンサーサイドの意向だったのかもしれません。

また、全員日本人というアイデアも、思想的なものよりは、当時のウルトラマンや戦隊物のイメージに近い(基本的に日本人のみで地球を守る)のかもしれません。(つまり、おもちゃ屋さん的には、いつもと同じ自然な流れ。)

また、白人vs日本人という構図も、反米というよりは、むしろ、アメリカではなく日本こそが打倒ナチスという、正義の味方の役割をやれたら、かっこよかったんだけどなー・・という、当時の少年達の気持ちが反映されているのかもしれません。

また、ヤマトの「特攻」についても、もともとヤマトは初期の企画書でもほぼ全滅設定だったため、大和の特攻とはあまり関係ないのかもしれません。

ついでに言うと、テレサやスターシャのキャラも、松本氏のいつもの作品と通じるものがあり(メーテルやら千年女王やら)、モデルは奥さんとの説もあることから、それほど白人コンプレックスというわけではないのかもしれませんが・・

このへんは、まだ実態はわからないところもありますが、以上のような可能性もあるという前提で、次に進みたいと思います。(つまり、私が前回書いたのとは逆に、ヤマトに敗戦コンプレックスや欧米コンプレックスをあまり見ない解釈もありうるということです)

さて、次はガンダムです。

宇宙戦艦ヤマトに少しだけ関わり、西崎氏と喧嘩別れした富野氏は、「ヤマトをつぶせ!」という一念で、「機動戦士ガンダム」を作ります。

(注:このへんの詳細は、ガンダムのホワイトベースはなぜヤマトより強いと言い切れるのか?を参照ください。)

ここで、富野氏は、あたかも、日本人だらけであるヤマトに対するアンチテーゼであるかのように(?)、主要キャラから日本人を外しました。

ハヤト・コバヤシは日系ですが、柔道やったり背が低かったりと、ステレオタイプのかっこわるい(?)日本人となっていました。

また、主人公のアムロも、人種的に曖昧にみせていました(初期資料には漢字ネーミング版もありましたが・・)

そして、主要人物には黒人(リュウ)もいれようとしました。

つまり、白人、黒人、東洋人など混成チームでホワイトベースのクルーを構成することで、宇宙世紀の未来を表現しようとしたわけです。

この辺の意識はヤマトとは大きく異なり、スタートレック並みです。

推測ですが、スタートレック並に人種問題に配慮することで、ヤマトの設定の古さを、明確にしようという意志があったのではないでしょうか?

ところが、アニメにおける黒人というものは、当時、表現上もめる面がありました。(具体的には、サイボーグ009における黒人表現が抗議を受けたりした)

そこで、スポンサーが黒人をクルーにすることを嫌がり、結局、彼(リュウ・ホセイ)は、黒人ではなくなりました。

もっとも、それまでの日本の作品で、人種問題をそこまで意識している作品はあまりないため、普通の人は誰も気にとめませんでした。

ところが、一人だけ、ホワイトベースに黒人がいないことに疑問を呈し、突っ込みを入れた人がいました。

現スタジオジブリの高畑勲氏です。

彼は、いくら009の問題があるとはいえ、スペース・コロニーの時代に黒人が不在なのはおかしいと、ガンダムの設定の不備を指摘しました。

打倒西崎氏、打倒スタジオジブリを目指す富野監督としては、おそらく、これは、気にしないわけにはいかない指摘だったのでしょう。

ガンダムというのは、基本的に、高畑氏や宮崎氏、富野氏などが製作した「アルプスの少女ハイジ」と同じで、白人の金髪のお姫様(お嬢様)ものなのですが(セイラにしろ、F91のヒロイン(名まえ度忘れ)にしろ、カテジナにしろ、ディアナ様にしろ)、富野監督は、とにかく黒人も出さなくてはと思い続けたようです。

ついに、Vガンダムでは念願かなって、とうとう主要メンバー複数人の色を黒くし、そのことを誇らしげに語っていました。その中には、ヒロイン(?)のシャクティも含まれていました(インド系のイメージかな・・)。

そして、ターンエーガンダムにいたり、主人公の色までも黒系にすることになりました。

こうして、ガンダムの人種問題は、20年もかけて、いちおう、一区切りついたのでした。

以下、続く・・

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October 07, 2006

ヤマト、ガンダム、宮崎アニメ、エヴァンゲリオン、ゲド戦記における人種問題1

以前から考えていたテーマとして、日本のアニメの人種問題があります。

とりあえず、宇宙戦艦ヤマト、機動戦士ガンダム、宮崎アニメ、エヴァンゲリオン、ゲド戦記といったところを辿っていきます。

なぜ、この諸作品を選ぶかというと、世に与えた影響も大きいし、また、その人種問題への関わりもそれぞれ特徴的だからです。

また、製作者が様々なに絡み合っている点も興味のひとつです。

以下、いつもなら各監督の発言やその出所を明示しながら書くところですが、苦労して書いた挙句に最近のように著作権問題でつつかれるのも面倒なだけなので、発言は特に明示せず、主旨だけ書きます。

まず、宇宙戦艦ヤマトです。

私は、以前、このブログで、宇宙戦艦ヤマトの人員構成(全員日本人・・)を例に引きながら、アメリカ産のスタートレックと比較して書いたことがあります。(参考:宇宙戦艦ヤマト復活について

敗戦コンプレックスをそのまま出したヤマト(日本人vs白人。大和の復活など)と、第二次大戦の勝者も敗者も、冷戦時代の敵対者も含めて皆で一致団結する未来を描いたスタートレック(白人のほか、日系人、黒人女性、ロシア系など敢えて意図的に主要メンバーとした)を比較したものでした。

また、このような作品をあの時代に生み出したロデンベリー(彼は、何と結婚式はわざわざ日本にやってきて神式で行なった!!)の卓見と、アメリカへの恨みつらみをアニメで表現した西崎氏(たしか親が海軍士官)とを比較したものでした。

要するに、いつまでも敗戦コンプレックスを持ち、日本人で固めて大和を復活させ、敵と破壊戦争を行なうという完全懲悪の物語しか作れなかった日本のアニメと、世界一致で(宇宙人も一人、強烈なバルカン人がいたか・・)問題解決に当たらせ、人種問題、思想問題など様々な社会問題を比喩的に描いたスタートレックを比較し、日本のアニメのレベルについて嘆いたものでした。

しかし、しばらく後で、どうも自分のこの認識は間違っていたことに気づきました。

西崎氏がヤマトを軍国調にもっていったという非難は、実は松本零士氏の発言をそのまま信用したものだったのですが、西崎氏の作った初期プロットを見る限り、実は、宇宙船の乗組員は世界各国の当番制であり、たまたまこの年が日本人当番だったのでした。

また、スターシャやテレサに該当する女性はいません。(企画書は、宇宙戦艦ヤマトとさらば宇宙戦艦ヤマトをあわせたような内容です)

また、船も、旧日本海軍の戦艦大和とは無関係です。ただ単に日本人が当番のときの船だったからヤマトと名づけたように読みとれます。

設定的には、世界各国から乗り組み員を集めるプランを持っていた西崎氏と、軍国ものにするのに反対だった松本氏のアイデアが組み合わさる過程で、どうして全員日本人の乗組員で、旧日本軍海軍の大和に乗るという設定になったのでしょうか?

ちょっとわかりませんが、テレビ局の意向なのか、他の誰かの意向なのか、議論の結果なのか・・

ともかく、

・西崎氏の持っていたアイデア:世界各国の乗組員の中で、たまたま日本が当番だった。船も旧海軍の大和とは無関係。ただし、音楽やデザインは旧日本海軍調にしたい。

・松本氏の持っていたアイデア:一人、核になる女性で金髪白人系(??)の美女をおきたい。軍国調はイヤだ。

の2つが変な風に合わさり、結果として、

★日本人ばかりのメンバーで旧日本海軍の大和を復活させて侵略者と戦い、悪いのは白人男性(色は青だったり緑だったり)、でも白人美人女性が女神役。

という、なんか日本の敗戦コンプレックスをそのまま出したかのように読みとれる話となったのでした。

ともかく、いろいろな要素が加わった結果として、地球規模の話であっても日本人しか出てこず、美女役だけ白人という、人種問題という観点からするとかなりである話になってしまいました。

以下、次回に続く・・・

(参考)西崎氏の企画および現状については、西崎義展の手記を参照ください。

西崎氏はまだ獄中かもしれません。しかし、西崎氏の果たした役割の大きさを考えると、もっと光が当たるべきではないでしょうか?

富野監督の言葉を見ても、宮崎監督の言葉を見ても、宇宙戦艦ヤマト=西崎氏です。

ヤマト=松本氏になってしまった現状ですが、ちょっと不公平な感じもするので、西崎作品に焦点をあてたページを作ろうかという気もしています。(ヤマトのみならず、YAMATO2520にも焦点をあてたような)

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August 23, 2006

ガンダム・ミュージアムへの遅すぎる提言

ガンダム・ミュージアム(バンダイ・ミュージアム内)が8月いっぱいで閉鎖することになりました。

開設から3年間とのことです。

私としては、ここ数年は子供が小さかったこともあり、ほとんど行けませんでした。(今回ふくめて全2回)

060819_1513_2子供もようやくガンダム・ミュージアムが楽しめる年齢になってきたので、いよいよ本格的に通おうかと思っていただけに、残念です。

以前行った時は、ガラガラ感があったガンダム・ミュージアムですが、今回は閉鎖間近のためか、激込み状態になっていました。

アトラクションは3つしかないのですが、どれも2時間待ち!

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おまけに食事どころ(ガンダム・カフェ。G-Styleカフェだったかな?)も2時間待ち!

来ては見たものの、何もせずに出て行った人も多かったのではないでしょうか?

さて、前回来たときに比べると、ガンダムのコックピットに入るイメージのアトラクションが追加されていました。

060819_1329_1また、コスプレ衣装を着て、リフトに乗ってガンダムの顔までのぼるアトラクションがあり、前回はやらなかったのですが、今回はやってみました。

考えてみれば、生まれて初めての(そして最後の?)コスプレです。

子供はアムロ。私はシャア!

子供は連邦軍の制服がとても良く似合っていましたが、私のシャアは、さすがに・・・。
皆のヒンシュクを買うこと間違いなかったので、リフトで上る間は、私は子供の相手をするふりをしながら、ずっと、しゃがんで皆の視線から逃げておりました。

スタッフの人にビデオをとってもらっていたので、後で見返して見たのですが、
まさに「認めたくないものだな・・・若さゆえの過ちというものを・・」
としか言いようのないものでした。(若くもないから問題なのですが・・)

また、食事では、前回に引き続き「ザビ家の食卓」を頼もうと思っていたのですが、いつのまにかメニューからはなくなっておりました。

それから、ガンダム・カクテルを片っ端から飲もうと思っていたのですが、現金を持っていっておらず、たまたまJCBのカードを持っていったのですが、JCBは使えませんでした。

060819_15482_2 そのため、自分の食事代がなく、子供に「シャア専用オムライス」を注文したのみで、自分は水を飲んで我慢するという情けない事態になってしまいました。

前回も、ザビ家の食卓でお金がかかり、ガンダム・カクテルを飲めずに終わったので、私は結局、一度もガンダム・カクテルは飲めなかったことになります。

食事も面白そうなメニューが多数あるのに、前回の「ザビ家の食卓」と今回の「シャア専用オムライス」のみという、残念な結果に終わりました。

「オレはまだ何もしちゃいないんだぞ!」(byモエラ)・・ってこれはイデオンのセリフでした

さて、前回のガラ空き時と今回の激込み時、2回来た感想としては・・「やり方を多少変えれば、一流のテーマパークになりうる要素は充分あったのに・・」というところです。

以下、今さらですが、こうすべきではないかという提案をあげていきます。

1.メインの変更
ガンダム・ミュージアムは、立地もあまり良くないのだし、勝負はリピーターをどこまで呼び込めるかです。

現状のように、アトラクションをメインとする構成では、アトラクションをやっただけの人(およびそれすらもやらない人)は、二度と来ないでしょう。

正直言って、あのアトラクションでお金をとってメインにするのは、無理があります。

それにも関わらず、現在は、展示物とアトラクションがメインで、食事がオプションです。

しかし!ガンダム・ミュージアムの真髄は、アトラクションでも展示物でもなく、食事の面白さとコスプレにあると思います。

この2つだけは、間違いなくディズニーランドにすら勝っています。

来た人には全員に、この二つを体験してもらうことを基本戦略としたいところです。

そこで、入場するさいには、デフォルトで服を選ばせ、全員コスプレさせてしまいましょう。

そうすれば、独特の雰囲気が強調され、かつ、テーマパークとして差別化できます。

ディズニーランドでは、大人がミッキーやミニーのカッコをしていると、残念ながら似合いません。

しかし!地球連邦軍の兵士や士官の服というのは、実は、老若男女すべての人が、結構似合うのです!!これは、私も驚きの今回の発見でした。閉鎖が近いせいか、とにかく、皆コスプレしていたのですが、いい年した人もよく似合っていました。そして、皆とても楽しそうでした。

なお、シャアだけは、通常の人では全く似合いません。シャアの服を着たい人には(私だ)、仮面もセットで提供してもらえるとありがたいです。

060819_16081_1それはともかく私の案に戻りますが、入場のコスプレのカッコのままで、食事をさせることを、ミュージアムのメインとします。

アトラクションは、食事の待ち時間のヒマをつぶしに利用してもらうというのが、正しいスタンスだと思います。

そして、入園者全員に、ガンダム・カクテルのサービス(席の予約サービス付き)をすることで、来訪者全員に、コスプレと食事という、ガンダム・ミュージアムの最大のウリを味わってもらうことができます。

2.料金体系の変更
上記の変更にあわせ、現在の入場料500円+アトラクション1つ500円という料金体系をやめ、大人は入園料を一人2000円~2500円ぐらいとり、そのかわり、アトラクションは自由にしたほうが、客単価もあがってよかったのではないでしょうか?

そして、かわりに食事の予約とガンダム・カクテルひとつをデフォルトとすれば、お客は全員コスプレ+食事が可能になるので、ガンダム・ミュージアムならではの楽しみ方が強制的に体験できたと思います。

そうでもしないことには、ただの中途半端な(ゲームセンター + 遊園地)/2の印象が残ってしまいます。

3.ガンダム関連オブジェの集約
ガンダムのイベントはあちこちであり、いろいろ面白い展示物もあるのですが、そのままどっか行ってしまったものも多数あります。

それらを、どんどん集めれば、それだけで結構見所が多くなったはずです。

例えば・・
・ガンダム・シミュレーター・・以前、ゲームショーで出品され、その後、同じ千葉県の「ららぽーと」で1回500円で展示されていたもの。現在はどこにあるのでしょうか?すでにららぽーとからは消えていました。あれを持ってくれば、アトラクションのレベルが多少あがったはず。

・1/1 コアファイター・・昨年ガンダム美術展で置いてあったもの。せっかく、1/1ガンダム(上半身)やザク(頭)があるのだから、あれも置いておけばいいのにと思います。どうせ、ほかに保管しても邪魔なだけでしょう。

051210_1701_thumb_1 ・富野監督作品のガンダムの彫像・・これも、ガンダム美術展であったもの。

・ニュータイプ研究所・・これも、ガンダム美術展でやっていたもの。

以上は、開発費ゼロで、他のイベントで使い終わったものをもってくるだけだから、投資も不要だったはずです。

フロアーは、まだ2つあまっているわけだし(仮面ライダーや戦隊もののフロアーを奪う)。

たいした出費もなく、ずっと充実した施設になりえたはずです。

4.ターゲット客の変更
現在のガンダム・ミュージアムは、どうも、ガンダム・オタクの若者を想定しているようです。

しかし、今回、とにかく小さい子を連れた家族連れが多いのが印象的でした。女同士も多かったですねー。

男同士は本当に少なかったです。

060819_13291つまり、ガンダム・ミュージアムは、ターゲットを間違えていたということです。

もっと、小さい子がいる家族連れや、女性同士をターゲットにすべきでした。

具体的には、まず、照明が暗いです。あれは、かっこいいけど、子供は怖がります。

あとは、疲れた人のために、ガンダムの映像を座って見れる施設が欲しかったですね。

どこにも座る場所がないというのはちょっと・・

真の、筋金入りのガンダム・オタクは、もう結構いい年であり、子連れの可能性も大の世代であることを、忘れているのではないでしょうか?

それから、ガンダム・カフェでは、スクリーンを一つ設置し、ギレンやシャア、ディアナなど、歴代のガンダムの偉い人の演説シーンを一定間隔で流し続けてもらえれば、より楽しかったと思います。

なんといっても、ガンダムは1年戦争だけではなく、いろいろな世代の人が、いろいろな興味で来ています。

ハードに、マニア向けに、1年戦争のモビルスーツばかりに、焦点をあてすぎたのではないでしょうか?

以上、料金体系を変更し、コスプレと食事に焦点をあわせ、他のガンダムイベントの使いふるしを集約し、ターゲットをファミリーや女性に変更すれば、いろいろ集約すれば、かなり面白いミュージアムになったと思います。

ディズニーランドとはいいませんが、少なくとも、ジブリ美術館並みのステイタスは獲得できたのではないでしょうか?

正直、もったいないと思います・・

ナムコのワンダーエッグ(今でもあるのかな?)なんかとは比較にならない、面白みのある施設であったし、テーマパーク系が今一歩苦手そうなバンダイの世界戦略としても、いい実験ができる場だったと思うのですが・・

香港のバンダイのZガンダムの施設についても、こないだ書いたばかりですが、バンダイには、いずれ、ガンダムを使ってディズニーを越えるんだという目線の高さを持って欲しいものです。

せっかく、ワールドワイドに展開できるコンテンツがあるのに、無駄にしているようにしか思えません。

富野監督の様々な発言。
「ガンダムをキーにディズニーのように展開したい」
「ディズニーの客を奪いたい」
「スピルバーグやルーカスを越えたい」

富野監督の目線の高さの、1/100でも見習って欲しいものです。

バンダイは、打倒ディズニーを合言葉にコンテンツの世界戦略を考えて欲しいものです。
最近、ゲームにばかり目がいっているようですが・・

そのためには、今からでも、ガンダム・ミュージアムを再度やり直してほしいところです。

私にガンダム・ミュージアムの再建をやらせてもらえれば、3ヶ月もあれば、かなり変えられる自信があるのですが・・チャンスがあれば、今の会社など即日で辞めて、ガンダム・ミュージアム及び香港などを含めたワールドワイドなガンダム戦略の見直しを行ないたいところです。(成功報酬だけでOKです)

それはともかく、今回、いろいろ写真もとったし、ガンダム・カクテルの紹介文もすべて記録したので、ガンダムのホームページの方でそれらをまとめ、皆様がご自分でガンダム・カクテルを作る際の参考にしたいと思います。

(参考)ノンアルコールカクテル「坊やだからさ・・・」  絶妙のネーミングですね・・

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August 19, 2006

富野語録名作選第四回「どうしたら、ガンダムのニュータイプのような力を身につけられるか」

ガンダムのページを更新しました。

富野語録名作選でガンダムのネタで、第四回をアップしました。

このコーナーも、ここ暫くほったらかしてあったのですが、これからはまた、定期的にアップしていきたいと思います。

今回は、「どうしたら、ガンダムのニュータイプのような力を身につけられるか」です。

最近の若いガンダムのファンは、今さら「ニュータイプ」という言葉を聞いても、あまり感慨ないと思います。

しかし、ガンダム・ブームの頃の小学生(?)は、誰もが「ニュータイプ」という言葉に憧れたものです。

もっとも、スペース・コロニーに住んでいるわけではない、「重力に魂を」引かれまくっている我々には、ニュータイプになる方法論が見つかりませんでした・・

今回アップした内容は、この20年来の探求テーマである、ニュータイプになる方法論について、ひとまず結論を出した内容となっています。

といっても、あんまり真面目にとらず、楽しんで読んでもらえればと思います。

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