山田康雄再生計画の顛末
ここ数ヶ月、仕事が大変忙しかったのですが、その中の1エピソードの紹介です。
私のところに、ある会社から連絡が入り、相談を受けました。
その会社は、音声をいろいろ合成したりする技術をもっていて、その技術を活用する用途についての相談でした。
ジャンルもある程度決まっていたのですが、私はその技術を見たとたん、「これは、ルパン三世の声を、もう一度山田康雄さんの声で再現するのに使えるのではないか・・?」と思いました。
既存の音声を集めて合成すれば、どんな声の再生も可能になりそうでした。
私は、早速、TV局もしくは番組制作会社にコネがありそうな人に相談し、アクセスルートを築きました。
そして内心、「今度のルパン三世スペシャルは、山田ルパン復活!という宣伝文句が踊るな・・視聴率も上がるだろう」とか、「いっそ、監督は宮崎駿監督が引退作品(?)としてやってくれたら面白いな。以前構想していたラムダ百体と戦うやつ。」「カリオストロの城の完結編もいいな」などなど妄想がふくらんだのでした。
そして、いよいよ、その技術を持つ会社に提案してみました。
すると、あまり反応がよくありません。
聞いてみると、以前にも別なアニメの声で実験したけどうまくいかなかったそうです。
何でも、言葉を自由に再現するには、ある種の発話パターンを一定数登録しておく必要があり、過去のセリフだけだと、うまくいかないそうです。
以前失敗したアニメは、どうも、私が推測するに、ドラえもんの声のようでした。(はっきりとは言っていませんでしたが・・)
こうして、私の山田ルパン復活計画は、2週間ほどで挫折したのでした。
でも、山田ルパンにしろ、ドラえもんにしろ、あれだけ多くのセリフが残っているのだから、丹念に調べれば、必要な発話パターンは全てとれるのではないかと思います。
ドラえもんはともかく、たまには、若い頃の山田ルパンの声で、新作ルパンを見たいのは、私だけではないでしょう(私だけか?)。
音声技術もまだまだ進化するでしょうし、私の計画は、密かに、まだまだ続くのでした。



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