« 選挙について(ガンダムによる民主主義のモデリング) | Main | ホームページの進捗(スパロボ系) »

September 11, 2005

「ダ・ヴィンチ・コード~真実と虚構の境界線」をみて

以前からダ・ヴィンチ・コードに関する話をまとめたページを作るといっておきながら、まだできていません。

このブログでも何度かダ・ヴィンチ・コードにはふれてきましたが、視点もばらばらなので、もう少し包括的なものにしたいと思います。

さて、ナショナル・ジオグラフィック・チャンネルでの「ダ・ヴィンチ・コード~真実と虚構の境界線」を見ました。(放送はFOX。本日21時からもやるようです。先月もやったらしいですね。)

まだ前編見ただけなのですが、情報として初めて知ったのは、マグダラのマリアが娼婦と同一視されたのは6世紀以降とのことでした。ヴァチカンの公式見解で両者が分離したのは、20世紀に入ってからだそうです。

ダ・ヴィンチ・コードはいろいろと論点を持つ作品ですが、たとえば、マグダラのマリアの復権という意味だと、ヴァチカンから学者から含めて、同じ方向に動いているような気がします。

しかし、最後の晩餐に描かれているのがマリアであるという点はどうでしょうか?

番組では、一人の研究者を除いて全員が否定していました。

番組で説明はしていなかったのですが、最後の晩餐については、レオナルド・ダ・ヴィンチ自身の製作メモが残っており、本人が、たしかキリストの隣の人間(女性っぽい)について、「男」と明記していたような記憶があります(再確認予定)。

その意味では、キリストの隣の人間がマリアだという考え方は、難しいような気もします。

また、マリアの復権については、基調が揃っているものの、キリストの妻だったかというところまでいくと、今残っている情報からではなんともいえないようです。一般には、あれだけいつも付き従っていたのだから、実質的な妻のようなものであってもおかしくないのですが、キリスト教誕生の前身とも言われているエッセネ派などのように、独身主義の教団もたしかに存在するところが難しいところです。もっとも、エッセネ派は女性は受け入れていなかったかな(?)、ちょっと忘れてしまいました。

最後にキリストの子供がマリアから生まれたという話については、伝説のもととなる南フランスの人々が皆否定しているのが、番組をみていて面白い点でした。

キリストの物語というのは、事実に加えて、大きい点だけでも

・古代地中海の物語(ギリシア圏、エジプト圏ふくむ)

・聖杯の物語(アーサー王やパルジファルなどふくむ)

・南フランスなどの伝説

・古代ユダヤの伝承や教義

などが融合しあい、なかなか分離できないと思います。

約2千年に渡り、いろいろな伝説が加わったり、新たな解釈が生まれていますから、解釈に一致を見るのは難しいでしょう。(ヴァチカンの解釈も変わり続けているし・・)

日本のアニメでさえ、エヴァンゲリオン(ロンギヌスの槍やゼーレ(脚本ではエッセネ派))、ガンダム(マリア崇拝))など、いろいろな作品がベースとして活用していますし。

近いうちに、包括的にこのへんのテーマを扱うページを作りたいと思っています。

|

« 選挙について(ガンダムによる民主主義のモデリング) | Main | ホームページの進捗(スパロボ系) »

Comments

Excellent, what a weblog it is! This weblog provides helpful information to us, keep it up.

Posted by: Yetta | October 06, 2014 at 07:22 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95880/5884167

Listed below are links to weblogs that reference 「ダ・ヴィンチ・コード~真実と虚構の境界線」をみて:

« 選挙について(ガンダムによる民主主義のモデリング) | Main | ホームページの進捗(スパロボ系) »